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2025.12.22

体力トレーニング中のコア筋活動について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は体力トレーニング中のコア筋活動についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、健康な成人の体幹フィットネス運動中の
6つのコア筋肉(腹直筋、内腹斜筋と外腹斜筋、腹横筋、腰部多裂筋、脊柱起立筋)の
筋電図(EMG)活動に関する最新の文献を体系的にレビューすることであった。

67件の研究が本研究に含まれた。

主な知見の一つとして、腹直筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の活動が最も高かったのは
フリーウェイト運動であったことが示された。
内腹斜筋活動はコアスタビリティ運動で最大となり、腰部多裂筋活動は従来の運動で最大となった。
しかし、コアフィットネス運動中の腹横筋活性化に関する研究は不足しており、
EMG活動の測定方法に関して研究間で一貫性が欠けていた。

結論としてこの研究ではコアフィットネス運動中の6つのコア筋の
EMG活動に関する最新の文献を体系的にレビューした。
腹直筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の活動が最も高かったのはフリーウェイト運動であった。
内腹斜筋の活動が最も高かったのはコアスタビリティ運動であり、
腰部多裂筋の活性化は従来の運動で最も高かった。
しかし、コアフィットネス運動中の腹横筋の活性化に関する研究は不足しており、
EMG活動測定方法の適用においても研究間の一貫性が欠如していた。
さらに、対象研究のエビデンスレベルは主に中程度であったため、
バイアスのリスクを低減し、コア筋の活動に関する確固たる結論を導き出すためには、
より質の高い研究が必要であることが示唆される。

参考文献Core Muscle Activity During Physical Fitness Exercises: A Systematic Review

まとめ

筋肉をしっかり動かしていく上では
例えばフリーウェイトトレーニングだけとかではなく
複合的に色々出来るといいですね。
ピラティスもヨガも筋トレもそれぞれに良さがあり
どれかだけが優れているという考えは絶対に持たない方がいいです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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