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2025.10.28

睡眠の質に対する異なる運動様式の影響

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は慢性腰痛のある成人における睡眠の質に対する
異なる運動様式の影響についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究は、慢性下背痛(CLBP)の成人患者を対象に、
2種類の運動介入(一般的な筋力強化とコンディショニング vs. 運動制御と徒手療法)が
睡眠の質とその下位要素(睡眠障害、睡眠時間など)に及ぼす影響を経時的に調査することを目的とした。

非特異的慢性下背痛の成人40名を対象に、
2種類の運動介入の有効性を検討する6ヶ月間の2群並行(1:1)RCTであった。

本研究の主な知見は、一般的な筋力トレーニングとコンディショニング(GSC)群と
運動制御訓練と手技療法(MCMT)群の両群において6ヶ月時点で睡眠の質が改善したものの、
その変化は臨床的に意味のあるものではなく、群間差も認められなかったという点である。

睡眠の質の下位項目では、GSC群では日中の機能障害(活動中の覚醒と意欲の維持)が改善し、
MCMT群では睡眠障害が改善した(いずれも健康状態の改善を示唆)。
しかし、GSC群では睡眠効率が低下した。
全サンプルにおいて、ベースライン時の睡眠の質が悪かった参加者は、
ベースライン時の障害の悪化を報告する傾向が強かった。
睡眠の質(およびその下位項目)の変化は、ベースラインから6ヶ月までの
疼痛強度および障害の変化とは関連していなかった。

参考文献Effects of different modes of exercise on sleep quality in adults with chronic low back pain: a randomised controlled trial

まとめ

睡眠にいい影響があるかどうかは筋肉だけでの理由でないのですが、
筋肉のことで言えば、適切な位置に近づけているかどうかが重要です。
たとえ運動しようとも肩が上がっているとか、手技療法でも下手くそがやってるとか
それぞれしっかりと出来ているかが重要です。
どの方法だろうとも理想的な身体になれているなら同じような効果になる気がするんですよね。

リラックス出来るかも関わってくるので運動においてはヨガが強いんですよね。
呼吸の指示もあるので。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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