太っている子供の睡眠と運動

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は過体重/肥満の子供の睡眠に対する運動の影響についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は以下を検討することであった。
1)過体重/肥満の小児において、20週間の運動トレーニングプログラムが
装置評価睡眠および睡眠呼吸障害(SDB)に及ぼす慢性的影響
2)過体重/肥満の小児において、運動プログラムに1回参加することが、
その後の夜の装置評価睡眠に影響を及ぼすかどうか。

合計87人の過体重/肥満の小児(運動群:n=47)が、
プロトコルごとの解析に組み入れられた。

結果として運動トレーニングプログラムは、睡眠開始後の
覚醒時間に対して統計学的に有意な効果を示した。

その他の慢性的または急性的な効果
(すなわち、運動トレーニングプログラムのセッションに参加した翌日の夜)は、
残りの睡眠結果には観察されなかった。

結論として、運動は睡眠習慣評価装置による
睡眠習慣、特に慢性的な影響に好影響を与えることが示唆された。

しかし、過体重/肥満の子どもでは、SDBに対する効果は観察されなかった。
これらの知見は、睡眠の質を改善する可能性があることから、
過体重/肥満の小児に運動トレーニングプログラムを
推進する公衆衛生上のイニシアチブを支持するものである。
睡眠の健康における運動の役割をよりよく理解するためには、
特にベースライン時に睡眠障害を有する小児を対象としたさらなるRCTが必要である。

まとめ

時代的に子どもが動かない、運動しないような
環境、状況は増えていますがいろいろと望ましくはないですね。
睡眠以外にもそうですが子どものころは
様々な動きを行えるのが理想なので
しっかりと動かしてあげれる環境は作るべきですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。