ビタミン 「不足すると・・・」

KONDOです。
今回はビタミンについてです。

栄養に関してEBNで語れない人がほとんどで
残念で仕方ありませんけれども
多くの情報発信の内容が
「○○がダイエットには効果的!」
「ビタミン△を摂らないと痩せない」
みたいな愚かな文が飛び交っていますので
もう何も見ない方が健全なのでは・・・
と思うほどです。
以前KAMEYAMAが記事にしていた
ググったらカスって記事
いい感じに皮肉ってます。

不安を煽る文

「ビタミン△が不足すると・・・」の様な
文をよく見かけますね。
まずこういった不安を煽る様な文はクソです。

「ビタミンは××の代謝に必要で・・・」
うん、分かってるよ、でもね
ビタミン△を摂取するには〜○○を食べて〜
なんてやってる人滅多に居ませんよね。

そしてそんな感じで気にすることもなく
日々過ごしていても健常な方が多い
のでは。

時は大航海時代で船乗りたちが
命を次々と落としていったことは
歴史を学んだことがある人ならば
目にしている史実ですね。
死をもたらしていたのは壊血病で
ビタミンCの不足がもたらしています。
ビタミンCを学ぶ際に必ずと言っていいほど
この歴史が例に出てきます。

では、この史実に基づいて
「ビタミンCが不足すると壊血病になるよ。」
なんて言葉を投げかけても
ピンっときませんよね。
そもそも壊血病とは・・・?って感じでは?
現代の日本においてビタミンCが不足する
なんてことは普通に過ごしていたら
あまり起こらない事象だから当然です。

ビタミンAが不足すると目に異常が出て
最悪視力を失いますけれども
誰もそんなこと心配しないで過ごしています。

日本人の主食は米ですが精製される過程で
胚芽が取り除かれていますから
ほとんどビタミンとミネラルを含まず
純粋に糖質源となっておりますが
それじゃあビタミンB1不足で
脚気に罹ってしまうからビタミンB1を
補わなきゃなんて考えて
食事している人なんて居ませんよね。

といった感じでビタミンは微量栄養素
でありますから知らず知らずのうちに
摂っているもん
なのです。

ウィットに語ろう

過去に私が記述したビタミンCについての記事
ここでビタミンCの上限摂取量などを
明記しています。
別に美容に良いなんてエビデンスないですし
風邪にも効果的ってエビデンスもないです。

しかしながらなんとも馬鹿げたことに
「高濃度ビタミンC!!!」なんて表記で
あたかもビタミンC含有量の多さを
誇らしげに謳う美容サプリメントを
物販しているところも少なくありません。

こういう量が多ければ多いほど良い的な
考え方を信奉する人も稀に居て
大病でも治ると民間療法を信じる人と
同じような感じですね。
今は亡きM先生やP先生の考え方で
非科学的なものです。
栄養素を学んできた人なら
誰でもこれが誰のことか理解できるかと。

とりあえず
ビタミン=摂れば摂るほど良い
と勘違いしている人は
今すぐその考え方を捨てましょう
ね。

またビタミンB1について
私は過去に記述しておりますけれども
別にスタミナ不足解消には役立ちません。
疲労に豚肉って
昔からよく言われているのは迷信です。
リンク先記事をしっかり読んでほしいです。
記事中にも記述してあるとおり
半減期というものも存在していますから
不足なんてことは考えにくいです。
不足していないのにそれを満たすことで
疲労回復って意味分からなくないですか?

野菜?フルーツ?

「ビタミン」って言われると
野菜やフルーツを連想するかと思いますが
実際のところビタミンCを除いては
肉や魚でかなり摂取できています。
寧ろ量が多いし。
日本人の食習慣においてビタミンDの摂取は
多くが魚からで占めています。

身体を鍛えている人や
健康に関心が高い人ならば
日頃から肉や魚を食べていると思います。
「鶏胸肉にはビタミンB6が豊富で〜」
って言っている人多いじゃないですか。
そんな感じで自然と入り込んでいます。

なので
偏食せずに普通に食ってりゃいい
ってことです。

それでもなんか不安でしたら
水溶性ビタミンたちのサプリメントを
気休めに摂れば問題ないのでは・・・?
不足すると・・みたいに考えることや
販促として使うのはナンセンスです。
逆に不足(不測)の事態を
考慮せず暮らせれる国ってことです。



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