睡眠不足の影響

みなさまこんにちは。
パーソネルトレーナーの亀山です。
今回は、急性睡眠不足による骨格筋の
タンパク質合成に及ぼす影響についての論文です。

論文

慢性的な睡眠不足は、強力な異化作用を持つストレス因子であり、
代謝機能障害や筋肉量・機能の低下リスクを高める

このような臨床症状のメカニズムを明らかにするために、
急性睡眠不足が骨格筋の筋タンパク質合成を阻害し、
異化作用を促進するかどうかを調べた。
健康な若年成人(n=13、男性7名、女性6名)を対象に、
無作為クロスオーバーデザインで、1晩の全睡眠遮断(DEP)と、
通常の睡眠(CON)を行った。
翌日、同化作用と異化作用を持つホルモンの
プロファイルを評価した。
結果として急激な睡眠不足は、
筋タンパク質合成を18%減少させた。
さらに、睡眠不足は血漿コルチゾールを24%減少させ、
血漿テストステロンを24%減少させた。
一晩の完全な睡眠不足は、同化抵抗性と
異化促進環境を誘発するのには十分である

急性の変化は、慢性的な睡眠不足に伴う
代謝障害や体組成の変化を引き起こす
メカニズムの前兆であると考えられる。

まとめ

たくさん寝ましょう。
睡眠不足が美徳や自慢げに語る人がいますが、
個人的には「時間管理、体調管理ができない人です」と、
自己紹介されている様な感覚です。

睡眠時間が短い場合、単純に体力の回復がしないです。
体力というのは広義の意味を持つ考え、
身体や心、全てを含めての体力です。

スクワット、ベンチプレス、デッドリフト。
BIG3が大好きなトレーニーの場合、
椎間板などの脊柱面への回復のためにも睡眠は必須です。
椎間板などは寝ている間に、回復しています。
睡眠不足や脱水はこの回復を妨げる要因になり得るため、
SBDなどを行う方は慢性的な睡眠不足で、
致命的なダメージを負う可能性があります。

なのでたくさん寝ましょう。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。