ピルやミレーナなどと体重増加の関連性2

KONDOです。

今回は前回の続きです。
今日ずっと調べておりました。

浮腫み

服用および使用と体重増加の
因果関係は根拠としては不十分

というのが現在の見解であります。

ただ「浮腫み」という部分での
水分量の変動での体重増加はあります。
一般的に体重の1%ほどの増加とされ
大体60kgのでしたら0.6kgほど
というのが通説である様です。

ただ前回の記事でもお伝えしましたけれど
産婦人科のHPを覗くと2.5kgほどの増加はある
的な記述を複数目にしましたので
大体そのくらいまでは浮腫みやすくなる
って解釈で良いかと思います。
これは仕方ない作用ではありますので
体脂肪が増えているわけではない、と
理解しておくといいでしょう。

加えて体脂肪が分解されると
すぐに排出されると思っている方が居ますが
終的に水と二酸化炭素に分解され
それは体内に一時的に留まります

この「水」と浮腫みが負の相乗効果をもたらし
ダイエット期において
浮腫みが助長されてしまっている???
そう考えると一種の停滞も合点が行きます。
一般的にダイエットにおける
見た目は変わってるけど数字がかわらない
ってのは通称“Wooosh“と呼ばれます


さらにダイエットやトレーニングは
身体に対してはストレスでしかありません。
筋肥大もストレスによる反応の1種です。

このストレス、関連ワードとして
よく出てくるのがコルチゾールです。

コルチゾール

コルチゾールについては後日詳しく
記述するつもりでしたけれども
意図せず関連してしまいました。

このコルチゾール、
よく筋肉の異化作用があるとして
トレーニーの間ではよく知られていますが
実はもう1つあって、水分の引き込みです。

私が色々調べてきて唱える仮説としては
ダイエット期においては
やはりストレス無くは不可能であり
ストレスと上手く付き合うが正ですが
少なからずストレスがかかりますので
浮腫みによる体重の増加と
分かっていても数字を見ることによって
ストレスを感じる人も居るかもしれません。
こういうストレスに常に晒されていると
慢性的なコルチゾールの分泌が成され
水分が貯留する流れとなります

体型は変わっても体重が変わらない
ってパターンの1つの典型例です。

ゆえに低用量ピルやミレーナ等を使用しても
体重増加には直接的な関与は無いけれど
ダイエット期においては
浮腫みが助長されてしまう場合もある

というのが色々見てきた上での仮説です。

個人的な見解です。

現状のエビデンスを参考や
考えられる水分の貯留原因について
乱暴ですが繋げたらこうでした。

さまざまな意見

無論、さまざまな意見があることを承知の上です。
ググってみれば同じお医者さんでも
「黄体ホルモンの影響を受けるわけだから
体重が増えないなんて嘘っぱちだ」とする人も居ますし
「浮腫みだけじゃない気がする」とする人も居ます。

一応昨日薬剤師の人にDMを送って
意見を聞いてみたところ
「本来出て行くはずの水分や組織液が
出ていきにくくなるのでそういう意味では
体重の増加はすると思います。」でした。

1つ私のお客さんで興味深い意見だったのが
「有酸素なんかは特に下半身が浮腫み、
数日身体が重くて怠くなります。」

そんなに即効性があるかは懐疑的ですが
有酸素運動による体内浸透圧の変化や
コルチゾールによる水分の貯留の促進など
科学的にはつなげることができますね。

その頻度や強度などにも変化するのでしょうけど
人によってはトレーニングによって
浮腫みが解消されたり
筋肉量によっては浮腫みが出にくかったり
人によって条件が全く違いますので
絶対的な言い切りができない現状です。

まとめ

月経周期による体内水分量の変化に関する
文献は昔からありまして
周期によって体内水分が変化していることが
報告されております。

この周期に沿って塩分や水分貯留に対する
アプローチを行うのが良いかと思います。
管理栄養士の見解としては
栄養素による作用云々ではなく
浸透圧による変化が大きいとのことです。

体脂肪による体重増加は
コントロールされている管理下において
起きることはまず無いですが
浮腫みによる水分の貯留とは
上手く付き合う必要があります。

体脂肪が分解され水分が貯留されやすい
状況下ではありますが
体脂肪は分解されており
意図せず水分が抜け緩やかに体重減少する
こんな感じではないでしょうか。

あくまで理論に沿って解説してみましたが
人それぞれであるということは
避けられません。

システマティックレビューを参照し
体重増加との関連性は不十分
というのが結論です。




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