慢性的睡眠制限および完全睡眠遮断について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、慢性的睡眠制限および完全睡眠遮断による
神経行動機能および睡眠生理学への用量反応効果についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この論文では、14日間連続した慢性的な睡眠制限と
3日間の完全な睡眠遮断の用量反応実験の結果をここに報告する。
実験室に滞在し(累積830日)、行動と生理を連続的にモニターし、
実験条件をランダムに割り当てることで、睡眠と覚醒のタイミングと交絡因子を制御した。

実験の目的は以下の5つである。
(1)連続14日間、1日4時間、6時間、8時間に
慢性的に睡眠を制限した場合、起床時の認知機能、
主観的眠気、睡眠生理学の累積的変化を調べる。

(2)慢性的な睡眠制限によって引き起こされる
認知能力、主観的な眠気、および睡眠生理学の
累積的な変化が、1晩、2晩、3晩の連続した
完全な睡眠不足の後に得られたレベルに達するかどうかを判断する。

(3) 慢性的な睡眠制限に対する反応の個人間差の定量的な推定値を得る

(4) 行動的な覚醒度の日ごとの変化の基礎となる因子を、
慢性的な睡眠制限と完全な睡眠遮断の両方について特定する。

(5)睡眠不足に起因する認知障害の蓄積を防ぐために、
対象者が必要とする夜間睡眠時間を推定する。

対象は健康な成人(n = 48)は、慢性的な睡眠制限実験または
完全な睡眠遮断実験に参加した。

結果として、睡眠時間を慢性的に4時間および6時間に制限すると、
精神運動機能の有効性が徐々に低下し、
慢性的な睡眠制限が認知機能に及ぼす悪影響の収束的な証拠となった。

一方、ヒトが数日以内に慢性的な睡眠制限に適応するという主張は、
今回の知見では支持されない。
4時間から6時間までの慢性的な睡眠制限を
14日間行ったところ1〜2日間の完全睡眠不足と
同程度の認知機能障害が生じたことから、
比較的緩やかな睡眠制限であっても、
連日継続すると健康な若年成人の場合、
覚醒時の神経行動機能に深刻な障害を与える可能性があることがわかった。

4時間睡眠と6時間睡眠の睡眠時間条件では、
パフォーマンスが最も低下する14日後までに、
被験者はわずかな眠気を感じたと報告した。
したがって、パフォーマンス測定とは異なり、
眠気評価は慢性的な部分的睡眠遮断に対する適応を示すようである。
また、4時間睡眠条件と6時間睡眠条件では、眠気のスコアに有意な差はなかった。
このような主観的な眠気に関する知見は、いったん睡眠制限が慢性化すると
被験者は実際の眠気レベルについて信頼性の高い内省を行うことができなくなる。

統計的に推定された臨界覚醒期間の持続時間は、
実験に参加した48人の若年成人間で大きく異なることがわかった。
成人集団の夜間睡眠時間についても、個人差が大きいことが報告されている。
実験前5日間の平均睡眠時間と14日間の睡眠制限中の行動覚醒度の
変化率との間に正の相関が認められた。
このことは、普段から睡眠時間が長い被験者ほど、
睡眠制限の影響を受けやすいことを示唆している。
しかし、この相関は緩やかであり、他の要因も個人差に寄与している可能性が示唆された。

まとめ

4時間、6時間睡眠を続けている人は、
1日、2日寝てない人と同じぐらい認知機能が低下しているよ。
睡眠不足が続いていると自分が睡眠不足だとも気づかないよ。
普段、睡眠とってる人の方が、睡眠不足の影響を受けやすいかもよ。

って感じです。
なのでたくさん寝ましょう。
ただ寝過ぎもNGだったはず。

そもそもの認知機能については、
厚生労働省のサイトを見てみてください。
e-ヘルスネット認知機能

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この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。