咬合から考える運動連鎖

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、咬合から始まる運動連鎖を
トレーニングに活かせるかどうかを考えてみようと思います。
あくまで一考えとして捉えていただいて
100%の正解では無いと思っておいてください。

咬合からの連鎖

では、まず咬合とは上下顎の歯が接触することを指します。
歯がどのように接触するかは、
体幹的な部分で前歯側を
接触させようとしたときに
奥歯の接触する感覚の
左右差を意識してみてください。
下顎が横にずれてる感覚が出ていたらそれを目安にします。
ちなみに私は右に下顎がズレる感覚があります。

結論を先に書くと、
右にズレるなら左の大臼歯、
左にズレるなら右の大臼歯を
トレーニング動作前のフォーム作りのタイミングから
僅かに接触させるだけです。


この時に重要なのが、

・下顎において左右差を感じる事

・噛み締めない事

この2点です。

すると体感的には下顎のズレ、左右差を感じますが、
動作の快適さが増す、筋肉の収縮感が変われば
調整は問題ないです。

では、理屈の部分の解説をしていこうと思います。
今回は、左の大臼歯を接触させる右ズレで考えていこうと思います。

右ズレ。
右側での咬合

頭部の左回旋

体幹の右回旋

体幹の左側方への並進運動。

体幹の右回旋が入ることで、
左の肩甲骨上方回旋、前傾など。
また、胸郭の左並進運動を伴うと
左の前鋸筋、右の僧帽筋、後部より内外腹斜筋などにも
影響を与えます。
これが右にズレてる、右側での咬合における変化になるため、
左の大臼歯で咬合をすることで、
前述の変化を抑えるために行います。

これらが片側の咬合が与える影響になります。
これだけ左右差が生まれるのに、
調整をしないとなると、
どんなにコンディショニングをしたところ、
左右差は無くならないと思います。

もっと言えば人体構造的左右差。
内臓や筋肉などの重量における重心の左右差。
利き手、利き目などにおける筋肉の左右差。
他には既往歴。
なども左右差には関わってくる訳なので、
”コンディショニングをして左右差を無くしましょう”と
謳うならばよくあるストレッチだけでは全然足りないので
咬合なども含めるべきかと思います。

ただ、咬合・下顎をずらす事は、
対象筋だけを動かそうとする筋トレならば
たぶん問題無いと思いますが、

スクデッドのような連鎖種目、
スポーツなどの人体を複雑に動かす状況下においては
デメリットになり得る可能性があります。

下顎の位置変化は体性感覚にズレを起こすため、
歯をズラせば全身に良くも悪くも影響を与えます。
スポーツ選手の歯列矯正がパフォーマンを変化させるのと同じです。
また、その状態での動作の結果として、
固有感覚の変化が起き、
歯ぎしりなどに繋がる可能性あるかもしれません。
正直分かりません。

左右差自体はある方が当然の為、
実際問題無くすべきかは分かりません。
ただ、姿勢的にも収縮が抜けず、
動きが悪くなる部分があるのは望ましくないです。
左右均一性、バランスを求めるボディメイク競技なら尚更です。
”運動神経がいい人”は
この動きが悪い部分を上手く回避出来、
最適な動きが出来るだけであって、
悪い部分が更に悪くなれば怪我をするだけです。

まとめ

この修正のまだ分からないところは、
下顎の修正フォームを入れ続けた時、
長い目で見た時のデメリット部分が分かりません。

なので一時的に、大臼歯の接触変えると
動作の快適さが変わるかもねぐらいで考えておいてください。

理屈なく適当にやらない方がいいとだけ言っておきます。
微調整はあくまで微調整。
片手だけ人差し指外したり、
片足だけ小指に体重かけたりも、
必要なら足すべきですが、無駄に足す必要はないです。

ちなみに東京の著名な歯医者の先生に聞いてみました。

負担を少なく最適に行くならば
マウスピース作るのがいいそうです。


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この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。