子供における運動と知能の関連

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、過体重/肥満の子供の脳の形と身体活動、座位時間、
フィットネスとの関連について調べた研究を引用していこうと思います。

論文

この研究では、体重過多/肥満の小児における身体活動、
座位時間、体力要素と皮質下脳構造の形状の関係を検
討することを目的とした。
さらに、皮質下構造の拡大・縮小が知能と関連するかどうかを検討した。
身体活動レベルが高く、座っている時間が短く、体力がある子どもは、
分析した脳領域の拡大が大きく、これらの拡大が高い知能と関連すると仮定した。

肥満・過体重の小児における20週間の運動介入が
脳の健康および身体の健康アウトカムに及ぼす影響を調査し、
身体活動、座位時間、または体力と脳のデータが有効なものを
この横断的分析に含めた(n = 100、10.0 ± 1.1歳、女子40人)。

結果として身体活動および体力要素は、
主に脳皮質下構造の拡張と関連していることが示唆された。

一方、過体重/肥満の子どもでは、座位時間が皮質下脳構造(視床、側坐核、扁桃体)の収縮と関連していた。
脳幹、尾状核、海馬については、有意な関係は認められなかった。

さらに、これらの有意な部位のうち、右淡蒼球の拡大が知能の高さと関連していることも観察された
具体的には、中程度の身体活動や活発な身体活動を行うこと、
上半身の筋力が高いことが右淡蒼球と関連し、
ひいては肥満・過体重の子どもの知能と有意に関連する可能性が推測されます。


結論として肥満・過体重の小児において、身体活動、座位時間、
体力は皮質下脳構造の形状と有意に関連し、その結果、知能と関連した。

まとめ

肥満/過体重の子は運動してる方が脳にいいかもねって結果です。
正常体重の子への一般化はこの論文では無理なので、
拡大解釈はしない方がいいですね。

中国の世界最難関大学入試”高考”を目指す子どもたちでも
年々、”運動”を取り入れる人が増えているそうです。
昔は試験に受かるなら勉強だけでもの考えがありましたが、
研究が進むことで”脳”と”運動”の関連から
取り入れるメリットが増えてきたのかなと思います。
この運動を取り入れる効果は
ストレス面に対してなのか、
脳領域に対してなのか、
はたまた全く別の目的なのか。
答えは分かりませんが、
メリットを感じる人はいるみたいです。

子ども対象に運動指導している方々には、
この手のメリットを上手く親御さんに説明できると
何かいいことあるかもしれませんね。

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この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。