個人的に使っているニースリーブ

こんにちはTOMOAKIです。
クライアントさんにたまに
筋トレギアについて聞かれることがあります。
中でもニースリーブは値段も1万円~ほどからと
決して安い買い物ではないため
買う前に意見を聞いておこうという方も多いです。

自分は学部時代に論文発表の賞でもらった
商品券を使って買ったSBDの
ニースリーブをいまだに使っています(笑)

そこで今日はニースリーブの一般的な利点や
スクワットのパフォーマンスに関する
研究結果
など紹介していきます。

ニースリーブの一般的な利点

ニースリーブの利点について
こちらの記事から抜粋して紹介していきます。

  1. 膝の圧縮、安定性、アライメント
    • ニースリーブの最大の利点は膝への圧縮提供です。
    • 適切なアライメントと安定性を促進しますが、
      膝の問題に対する万能解決策ではありません。
      筋肉の弱さなどの根本的な原因を対処することが大切です。
  2. パフォーマンス向上の可能性
    • ニースリーブがパフォーマンスを向上させるかは意見が分かれます。
    • 一部の研究では、ニースリーブの着用が
      歩行やバランスに良い影響を与えることが示されています。
      しかし、全ての研究での結果は一致していません。
    • スクワット動作中にニースリーブの着用で
      自分が空間をどのように移動しているか、
      反復動作の中で適切な深さに到達しているかどうか
      など
      ニースリーブによる固有需要フィードバックにより
      よりよく理解できるようになります。
  3. 痛みや不快感の軽減
    • ニースリーブは血流を促進し、
      膝を温めることで痛みや不快感を軽減できます。
    • 過去の膝の怪我でトレーニングに影響が出ている場合や、
      痛みが温めることで和らぐ場合に特に有効です。
  4. 回復時間の短縮
    • 2017年のメタ分析では、
      圧縮ガーメンツが回復を加速させる可能性が示されています。
    • ニースリーブは膝を温め、血流を促進することで
      回復を助けるかもしれません。
  5. 温かさと快適さ
    • ニースリーブはネオプレン製で、暖かさを保持します。
      これにより、膝を迅速に温め、トレーニング中の快適さを向上させます。
    • 膝をより早く温めることで、滑液 (膝内部の粘性のある液体) が
      関節の摩擦をより効果的に軽減し、
      ウェイト トレーニング中の衝撃吸収剤
      として機能します。

スクワットとニースリーブ

こちらの論文ではニースリーブによるスクワットへの
効果を3パターンのスリーブを比較して研究しています。

締め付けの弱いニースリーブ着用のコントロール群、
推奨サイズのニースリーブ着用群、
ワンサイズきつめのニースリーブ着用群の三つです。

結果

結果としてバーベルスクワットの最大重量 (1RM) でのパフォーマンスが、
ニースリーブを使用すると向上
することが示された。

サイズがきつい方がボトムでの反発が強く重量も上がりそうですが、
意外にもニースリーブとワンサイズ下のニースリーブでは
有意差は確認されませんでした。

また他の種目に対する効果は限定的もしくは追加での研究が必要です。

結論

結論としてニースリーブは、筋力や持久力の向上を目的とした
トレーニングの補助的な装備
として考えることができます。

特にバーベルスクワットのようなエクササイズでの
パフォーマンスを向上させる可能性があります。

しかし、その利点はニースリーブのタイトネスに依存するものではなく、
むしろ圧縮による安定性や快適性の向上に関連している可能性があります。

まとめ

スクワット動作におけるニースリーブ着用は
圧縮による安定性向上、不快感の低減、
スクワット1発のパフォーマンスアップ
など
恩恵が確認されています。

ニースリーブに依存するのは良くないと思いますが
少しでも安定性や挙上重量を上げたいのであれば
迷わず使用を検討しても良い
のかなと思います。

個人的には5〜15kg使用重量が向上する感じがあります。
適切なサイズであれば5%〜くらいは重量あがるというのが
自分や周りの体感です。

以上

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。