潰れる美徳

みなさまこんんちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
最近はオーバーワークだから休めだなんだと
何かにつけて楽な方向へと誘導するような
そんな知識が世の中には溢れています。
山本〇徳大先生も
「大胸筋を育てるのはダンベルフライだけで十分」と
260㎏のベンチプレスを上げながら発言しています。
そのレベルに達しているのならば、まだ分かります。
土台も何もない初心者や数年やった程度の人が
ダンベルフライだけでは限界を迎えると思います。
というかくすr・・・
そんな風に筋肥大においてYouTubeを見て
楽な方向へと流れないために、正しい知識を身に付けましょう。
今回は、亀山推奨トレーニングの「潰れるまでやる」について
記事にしていこうと思います。

潰れるまでやるのはやりすぎか?

潰れるまで、限界までやるのは心身ともに辛いです。
まして、「オーバーワークで筋肉が育たない」や
「潰れるまではやる必要がない」などの
言葉を目にすればやらなくていいんだと
楽な方へ流れるのが人間です。

ではこちらを読んでみてください。

こちらは今年の一月に公開された、
潰れることによる筋力、筋肥大に及ぼす効果の
システマティックレビュー、メタアナリシスです。
(システマティックレビュー、メタアナリシスについてはこちらを参照

筋挫折(潰れるまでまで)のトレーニングは、
抵抗性トレーニングによる適応を促進するために
重要であるという仮説に基づき、様々な研究を
比較、精査して実証していきました。
結果としては、
潰れるまでは行えば筋肥大、筋力をつけるならば潰れない。
ざっくり言えばこのような結果です。
最近言われることではなく、昔から言われていることと同じ結果ですね。

例えば、ベンチプレスのMax重量を更新する際。
筋力トレーニングだけではなく、筋肥大トレーニングも行う。
ピリオダイゼーションでも筋肥大期、筋力向上期があります。
筋肥大したい、筋力をつけたい。
どちらも最短で成長するためには、限界努力が必要ということです。
至極当たり前のことです。
なのでオーバーワークなどの言葉に騙されないようにしてください。

それでも潰れるまで私はやる

潰れるまでやることの筋肉への反応については、
前項において書きました。
それでも私は、潰れるまでやります。
最後の一回が大事とかそういう効率的な事ではなく、
潰れるまでやることによる、上がらなかった挫折感を楽しむためです。
どうも、こんにちは。ドMです。
「上がらなかった。じゃあ次は上げよう」とメンタル面への影響を
私は最優先にしています。
「上がらなかった。じゃあ次も無理だ」の思考の人にはおすすめはしません。
私は、理論、論文クソくらえ、上げれば正義の思考回路です。
知らずにやるのと知ったうえでやるのは別です。

理論や研究結果も大事ですが、そもそもやらなかったら効果はないです。
たとえ効率的でないにしろ、継続しなければ成長もないです。
やりたくないことやって継続できないよりは、
やりたいようにやって継続するのが一番です。
ただし、激浅のスクワットとケツ上げバウンドベンチプレス。
これは許さないです。

まとめ

自分のトレーニング方法を確立して、楽しんでやることが一番です。
とにかく最短で筋肉を付けたいなどでやっているならば、
論文や理論を調べ、研究結果に沿ってやるべきです。
私はそのやり方に楽しみを見出せなかったため、
今のやり方です。重い物持つの気持ちいい。
一番は継続です。最短ルートでも遠回りでも
トレーニングをしっかり行っていきましょう。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。