脱力というテクニック

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は筋肥大していく上で、
必須のテクニックと考えている、
脱力”について記事にしていきます。

まずはどこの脱力かについてですが、
握力”の部分、手のひらです。
この部分の脱力が出来ると、
筋肥大にとって効率的になります。

”脱力”は部位ごとにそれぞれメリットが
ありますので、少しご紹介します。

胸の場合
胸の場合、握力の脱力が出来ていると、
ダンベルを乗せる位置が、
橈骨、もしくは尺骨に近い位置に
乗せるようになります。
それ以外に乗せれる場合は、
指で支えている可能性があります。
胸の”押す”動作を最大限利用出来るようになるため、
胸の発達において、握る動作は必要ないです

マシンを使うときやスミスマシンを使うときに、
サムレスで握る人が多いですよね。
それはサムレスで握る方が、
橈骨・尺骨側の安定位にグリップを
置くことが出来、胸で押しやすくなる。
ただそれだけです。

背中の場合
次は背中の種目においてです。
肘関節屈曲時に握るこむと、
より二頭筋に力が入りやすくなります。
また、僧帽筋にも力が入り、
肩が上がりやすくなる
ため、
広背筋を鍛える上なら収縮が得られない、
僧帽筋なら竦むため、軌道が変わる。
メリットが思いつきません。
過去に広背筋の記事でも書いているため、
そちらも見てみてください。
(リンク→※1

肩の場合
背中の場合で書いたように、
僧帽筋に力が入り、肩が竦みます。
レイズ動作は肩が竦むと、
三角筋の感覚がかなり弱くなります

僧帽筋と三角筋なら力発揮が強いのは
僧帽筋のため、僧帽筋のトレーニングになってしまいます。
ようは、僧帽筋に力が入り過ぎると
三角筋のトレーニングが上手く出来なくなります。

まとめ

おおまかな上半身の部位ではこのようになります。
個人的に筋トレの理想形は、
対象筋以外に力が入らない
が望ましいと思っています。
もちろん、現実的には不可能ですが、
あくまで理想形の話です。
ただ、理想に近づける方が、
効果は最大限に出来ると思います。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。