形態を変えてのスクワット

こんにちは。ODAです
今回はスクワット編。
スクワットは一辺倒にはいかないということ。
形態を変えて動作を行うということをここで
述べていこうと思います。
過去のスクワット編に関しては
こちらを参考にしてみてください
Pointを抑えてのスクワット
スクワットの重要性①
スクワットの重要性②
大しゅきなスクワットの日常

違いを確認

まずこの画像をご覧くださいませ。

知らない人

右と左とで骨の形が違う

上記の画像はそれぞれ異なる
Femoral Neck(大腿骨頸部)の画です。
見比べると角度や長さや太さが違いますね。
つまり骨格のプロポーションが十人十色なわけです。
そこに股関節の構造も加わります。
この画像から分かることとして、
十人十色な骨格の違いがあって、
1つのデフォルトのスクワットフォームで
いい訳ではないという事が分かります。


無論、大腿骨頭のみが判断材料というわけではありませんが。
以上を踏まえて、スクワットを指導する際に
・絶対につま先より前に出すな
・お尻を出来るだけ後ろに引け
とか
そういう単一な指導はありません。
そもそもこれらのありきたりの指導文句は誤りです。

バリエーションに富んだ種目

スクワットは
・足幅
沈む深さ
・足裏の重心の位置

・目線の位置などで
強度やターゲットが
変わるなど用途に富んだ種目です

スクワットのフォームに関しては、
結論から言えば
これというフォームはない
ということを頭に入れていただきたいです。

スクワットは今でもたくさんの指導者や科学者達
議論を重ねるほどの高難度種目です。
ただシンプルにしゃがんで立つという事が
簡単なようで難しい。
また、
スクワットのフォーム指導に関しては、
骨格や柔軟性など総合的な判断と
目的に応じて変わってきます

例えば、シシースクワットと呼ばれる
種目は逆に膝をガッツリ前に出す
体勢でスクワットを行います。
これは大腿四頭筋に対して
強く刺激する為に姿勢を変えています。

ちなみに、ブルガリアンスクワットは、
片足をイスなどに乗せてしまって、
身体のバランスを保ちながら、
上体はやや傾いてスクワットします。
これはハムストリングや臀筋群を
ターゲットにする為このようなフォームとなります。

なのでスクワットでのトレーニングは、
目的や行う部位に応じて形態変化が必要
という事を念頭においてスクワットを行うようにすると良いかと思います。

十人十色の形がある

そしてスクワットを行う際、
その体勢を取ることが出来ない時には、
柔軟性や筋自体の力発揮が
上手くできないチェックポイントがあると判断できるので
動かしづらい部位のストレッチングや
個別のトレーニングが必要になります。
一つ一つ改善を果たしてこそ、
その人に適したスクワットフォームが見つかっていくのです。
十人十色。千差万別。
全てを一括りにはできない奥深き種目です。

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