アスリートの筋力向上の重要性について

こんにちは。ODAです。
日本シリーズ盛り上がりましたね。
逆転に次ぐ逆転の試合展開。
起死回生の一振りで試合を決める一発。
または、ピンチの場面で投じた渾身の一球が試合を左右する
白熱とした投手展開。
1試合1試合が内容の濃い試合で我々をワクワクさせています。
1年の最終にふさわしい試合展開となりましたね。
そんな一瞬の力が出せるように力を付けていきたいなと
思う選手たちが多く居るはずです。
そしてこの時期のトレーニング方法として代表的なのは
レジスタンストレーニングではないでしょうか?
色んな目的がありますが、レジスタンストレーニングの
主な目的の1つは筋力の向上であると思います。
アスリートにとって筋力は絶対的に必要な要素です。
筋力があると自分自身のプレーの可能性を広げてくれます。
その為には必要なピースの一つです。
今回はアスリートの筋力の重要性について綴って行こうと思います。

筋力の重要性

まず、筋力というのはパワーの構成に必要で、
早く走る為スプリントスピード、
高く飛ぶ、早く飛ぶジャンプ力、
一瞬の切り返しのためのアジリティなどのベースとなり、
自身の身体能力の向上につながると考えられます。
そのほかの要素である柔軟性やバランス能力などの筋力以外の要素も
非常に重要ですが、筋そのものの強い出力がなければ
素早い加速は不可能であります。

例えば筋力を表す式は以下の通りで
F=m×aとなります。F=力、m=質量、a=加速度)
そもそも人間が跳んだり走ったりできるのは、
地面に対して力を加えることで
地面から伝わる反力をもらって
自分自身の身体を加速させているから成り立つのです。

この状況を上記の式にあてはめると
地面に対して加える力(筋力)身体の質量(体重)×加速度

さらにこの式を加速度=○○に組み替えると
加速度=筋力/体重となります。
スポーツにおいて素早い動きをするためには
この加速度が重要になります。
そして加速度を高めるための方法を考えると、
筋力の向上または
身体の質量(体重)を落とす

大体、この2つの方法で考えられます。

例えば、ラグビーやサッカー、相撲などの
身体の接触を伴うスポーツでは、体重があったほうが有利です。
エンジンが大きいほど出る力の大きさは大きくなる為必要です。
そのため、体重が重すぎて素早さを無くし
プレーに支障がでていない限りは、
筋力の向上によって加速度を高めるほうが良さそうです。
場合によっては、加速度が多少落ちてしまうとしても
体重の増加が必要なこともあるでしょう。

一方、身体の接触がない、
陸上や卓球、バドミントンなどのスポーツではどのようにすれば良いのか?
筋力を高めながら体重を落とすことによって加速度は最大限に高められるのか?
もしくは体重を減らすことを第一に考えたほうが良いのか?を考えた時、
残念ながら筋力を高めながら体重を落とすということは、
実現不可ではないもののあまり効率の良いものではありません。
そもそも筋力を高めるには
筋肥大
神経系の機能の向上

2つのメカニズムが考えられます。

メニューを作成する場合では筋肥大や神経系の向上の2つの
要素へのアプローチをサイクルを組んで
繰り返していくことを念頭にメニューを決めていきます。
そのため多くの場合、筋力を向上させる過程で
筋肉量の増大(体重の増加)が伴います。
つまり、加速度の増大にとってプラスな筋力の向上と
加速度の増大にとってマイナスな体重の増加が同時に起こると考えられます。

では筋力向上に伴い筋肥大が起きる
このようなトレーニングでは加速度の増大は起こらないのでしょうか?
理論的には、体重の増加率が筋出力の増加率を上回ってしまうと
加速度は低下することになります。
ただ、それは極端な考えです。
だからこそ、それぞれの要素に沿ったメニューを作成するのです。
それを期分けして筋肥大の期間と
実際のプレーに近づけていくための期間を設けてあげるのです。
それが、ピリオダイゼーションと呼ばれる手段をとるのです。
ある程度の適切なトレーニング、栄養摂取を行っておけば、
ある程度のレベルまでは体重増加による加速度の低下は滅多に起こりません。
特にトレーニング経験の浅い選手であれば
筋トレして力を強くしても、体重が増えすぎて動けなくなってしまうんじゃないか?
と某プロ野球球団の大型選手が思っているそうですが
そんなことは心配しなくて良さようです。

筋力のみでは強くならない、、でも大事

筋力の重要性を説明しましたが、
一方で筋力を高めておきさえすれば良いというわけでもありません。
筋力の向上のみでは、以下のメカニズムによって、
パフォーマンス向上につながらない可能性も考えられます。

低速度の力発揮しかできず素早い収縮スピードの中での筋力発揮ができない
・筋肉量の増大により、最大酸素摂取量が低下した
・筋力(地面に伝えられる力)は増大したもののその力を正しい方向に伝えられない

ということ。
こういったことも起きるかもよ。
というのも頭の片隅に入れておくのも大事です。

あたり前ですが、トレーニングで
これだけをしておけばOKという方法はありません
ただ、筋力というのはスポーツのパフォーマンスを発揮するうえで
非常に重要な要素であるので身につける重要さを持ち続けながら
トレーニングメニューの作成とトレーニングができると良さげです。

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この記事を書いた人

ODA世界観

NSCA-CSCS
健康運動指導士
健康運動実践指導者

パーソナルトレーナーとして年間で2000件近く指導してきて、豊橋市内での指導件数は一番多いのではと自負があります。それが経験として活き十人十色の骨格・体力を瞬時に認識して適したトレーニング指導ができます。
NSCA-CSCSの資格を取得して以来は、ウェイトトレーニングばかりではなく身体の柔軟性や動かし方などのコンディショニング面の改善意識も強く持つようになりました。ボディメイクはもちろんのこと、姿勢の意識をはじめとする腰痛や肩こりに対してアプローチし身体の不調を整えながら楽しくトレーニングを行えたらと思います。