嘘(根拠無)の普及の速さは異常

 先日こちらの記事にて
テレビの人気?番組にて「プロテイン飲むだけで痩せる」
的なかなり拡大解釈な切り取り編集で
放映してネットがいつも通りザワついたという話をしたんですが
そこに出演したプロテイン愛好家?の方が
自身のInstagramで
テレビで放映された内容はかなり編集で切り取られている
ということをストーリーズ(24時間で消える)にて投稿しました

そしてその方の投稿で「プロテインはただのタンパク質
という文言をしっかり記載しておりました。

 テレビは見せる”演出”をしているということを
忘れてはなりませんね。

でもこういうことが罷り通ってしまっていることが
普通になっているテレビの影響力は非常に強く、
こういうことがなくならない限り非科学的で
ぶっ飛んだ根拠も何もないことが根絶されませんね・・・

幾ら出演者の方が自身のSNSで
「いや、そうじゃないんだって!!!」と訂正しても
テレビ視聴者数とは圧倒的な数の差がありますから
目に入らなきゃ一緒なので切り取られた内容の方が
圧倒的に世間に浸透してしまうのです・・

そもそも論

 世の中にはこういった誤った知識や
非科学的な事象を科学的根拠があるかのように
世間に魅せているメーカー・販売者・人がいます。
私はそういう製品やその製品を販売している人に
何の恨みも妬みもございませんが
真剣にどういう根拠と考えを持って発信・販売しているか
本当に興味があります。

 本当に良い物ならばしっかりとした
根拠を提示してしっかりとした機序を説明して記載して
売り込めば良いだけなのに・・・と本懐が漏れます。

 ただどう考えても理論や学問の中で
説明できないことを基に製品化され販売されていることが
ほとんどであるため消費者側の知識、
取捨選択に全て委ねられてるのが問題点です。
消費者側が賢くならねば終わらない問題です。

世間と正しい知識とのズレ

 どれだけズレがあるのかというのは
当ジムのブログを読んでいる方には
認知して頂けていると思いますが
かなりの数あります。
何度も以下のモノたちには言及していますが
しつこいようですが再度、ご確認を。

  • 水素水
    水素自体には効果ありますが水素は水1ℓに1.57mgしか
    溶けません
    し体内で90mg/1日腸内細菌で自然発生しています。
    故に水素水で水素を経口摂取しようとすると
    60ℓほど摂取する必要がありますけども・・死にますよ・・
    吸引タイプのものもあるようですがエビデンスはありません。
  • 骨盤矯正
    骨盤のズレに関しては整体界だけのワードであり
    整形外科などの医療分野ではありませんし
    そもそもこのワードすら存在していない
    です。
    もし骨盤等の骨に異常があるなら整形外科(医者)へ。
    骨盤自体は歪みませんし手技で骨をどうこうできるほど
    骨は軟ではありませんよ。
    筋肉にアプローチをかけているのであり
    骨盤周辺の筋肉のほぐしを言い換えているだけです。
  • 小顔矯正
    コルギなどもそうですが全くもって根拠がありません。
    骨盤矯正と同じく骨ですから動かせませんし
    圧することで水分が移動したにすぎませんので
    数時間経てば元に戻ります。
    そして顔面の骨をググってみてください、隙間ないよ・・
    これをどう小さくするのか、です。無理です。
    そして人は必ず浮腫むものです。
  • デトックス
    人間にはいわゆる解毒作用は
    生まれながらにして持ち合わせています。
    そして人間において老廃物って何でしょう。
    デトックスを謳う製品を飲んだからとて
    その特定の物質を体外に排出できるなんて
    ポンプが何かでしょうか・・
    疑似科学中の疑似科学ですね。
  • ファスティング
    人間にはそもそも消化器官を休める
    時間帯が存在しています。睡眠です。
    だからこそ睡眠が大切であり
    睡眠前に食事をすると消化器官が休めず
    あまり良くないのです。
    故に栄養素はしっかりとり睡眠時間で
    消化器官をしっかり休めるべきなのであり
    活動時間帯にわざわざ休める必要性がありません。
    身体が軽くなったとか睡眠の質が上がったとか
    それはカロリーも摂ってないし(筋肉と水分、骨細胞の減退)
    糖質不足で低血糖になって眠くなってるだけです。
    根拠が何もありません。
  • 酵素ドリンク
    酵素は小腸でアミノ酸に分解されます
    それはどんな形状であってもです。必ず。
    酵素の活性は保つことができず
    単なる微量なアミノ酸摂取と化します。
    故に無意味です。
    いや微量のアミノ酸と微量のビタミンを摂取している
    そんなニュアンスになります。
    これで体調良いと感じるならとても
    ハイブリッドな身体なんだと思います。プラセボ。
  • 筋膜リリース
    筋膜と筋筋膜をごちゃごちゃにしてしまい
    日本では誤って広まっています。
    筋膜のみに焦点をおいてアプローチを
    かけることは不可能
    ですし
    ぐりぐりと圧した程度では”剥がす”ということは
    不可能です。
  • インナーマッスル・アウターマッスル
    これはもはや概念がよく分かりませんが
    筋肉は単一では動きません。
    いわゆるインナーマッスルたちは
    いわゆるアウターマッスルが動く際に
    簡単に言うとサポートとして動きます。
    インナーマッスルだけを鍛えることはできません
  • GI値
    これはとても曖昧な数字になります。
    国によっても機関によっても数字は変わり
    食べ合わせや咀嚼回数、調理方法等でも
    数字は大きく変わる為日常生活には
    あまり適さないデザインの数字です。
    そしてこの数字の算出方法も問題点があります。
    GI値=血糖値の上昇度数
    というわけではありません

  • グルテンフリーダイエット
    グルテンアレルギーの方のみの食事法です。
    減量を意味するダイエットではなく
    食生活の意味合いですからダイエット効果は
    カロリーが抑えられる以外ありません。
  • 乳酸
    乳酸は疲労物質じゃありません
    逆にエネルギー源であり乳酸をしっかりと
    使える身体を有する=優れたアスリート
    とも言えます。

これらは氷山の一角だと思われます。
これらに該当する又は関連するビジネスや製品は
無根拠のモノになります。
ご自身が納得して且つ満足しているのなら
何も問題ありませんし否定も肯定もしませんが
現実としては非科学的であるということは
しっかり認識しておくべきかなと思います。

上記のモノは一切確証たるエビデンスが存在しない
無根拠の製品・施術・情報たちです。
反論意見のある者は全世界に向けて
研究して結果を世に知らしめると良いと思います。

なぜ疑似科学は流行るのか

 やはりどれも言えることは
拡大解釈”や”誇張表現”によって
本来持ち合わせていないポテンシャルが
伝わってしまうことだと思います。
そして厄介なのがどれもシンプルだということです
人は複雑なことや大変なことを避けたがりますから
親しみやすさが出てしまうのです。
あとはこういう疑似科学的なものって
疑似科学が故にそもそも理論が誤りなのですから
全く勉強しなくても誰でもできるし
誰でも上手いこと説明できてしまうモノたちなので
お店や製品も乱立しやすいのです。
→流行りやすいということでもあります。

まとめ

 美容やボディメイクは自己満の世界ですから
自分が良いと思えばそれで良いと思います。
ただそれは非科学的で根拠の無い物だ
という認識は持ち合わせるべきかなと思います。


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