片頭痛発作は予測可能か?

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、片頭痛に対する天候の影響、片頭痛発作の予測についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、多数の片頭痛患者を対象に、
特定の気象成分と片頭痛の関係をより詳細に明らかにすることであった。
さらに、特定の気象条件と片頭痛との間の潜在的な相関関係により、
片頭痛発作の個人的な予測が可能かどうかを調査することを目的とした。
このような予測可能性は、現在の治療戦略に影響を与える可能性があるからである。

ドイツの頭痛外来に定期的に受診した片頭痛患者100名の
頭痛日誌から臨床データを取得した。
対象者は、18~65歳、国際頭痛学会の基準に基づく
前兆のある片頭痛またはない片頭痛の既往があり、
頭痛センターから50km圏内に住むベルリン市民であった。
頭痛日記は、4時間間隔で記録された頭痛の有無、
持続時間、強度、場所、特徴、および随伴症状に関するデータを含み、
2006年1月1日から2007年12月31日までの観察期間内に、
過去12ヶ月間のレトロスペクティブ評価を実施した。

その結果、有意な相関が示されたが、
それは片頭痛患者のサブグループにおいてのみであり、
パイロット研究の予備的な結果を確認した。

このサブグループ内では、試験の多重性や
時計時間についてデータを調整した後も、
関連は有意なままであった。
前回の研究結果とは対照的に、本研究の結果は、
特定の方向への変化ではなく、調査した気象パラメータのそのような変化が、
片頭痛の発生率の高さと相関していることを明らかにしました。
しかし、本研究の結果はさらに、調査した気象パラメータのみに
基づいて感受性の高い人の片頭痛発作の
予後を予測することは不可能であることを明らかにした。

片頭痛は、脳の複雑な障害であり、
多くの条件によって誘発される可能性がある。
興味深いことに、すべての患者が同じ誘発因子に反応するわけではない。
したがって、異なる誘発因子は、片頭痛という
比較的均質でよく定義された臨床症候群を、
異なるメカニズムで引き起こす可能性があると考えることができる。

まとめ

雨が多いこの梅雨時などは
身体のパフォーマンスが下がったり、
体調不良が出たりと仕方なさもありますが、
そういった際は、よりリラックスできる何かがあるといいですね。
ストレッチや呼吸、睡眠時間の確保もですが、
何かあると緩和される人もいますので。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。