咬合力と身体能力について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、咬合力と身体能力の論文を引用していこうと思います。

論文

こちらの論文の目的は一般大学生の咬合力と身体能力および身体組成の関係性について検討することです。

健康な男女70名を対象に、咬合力は咬合感圧シートと咬合力測定システムにて計測し、
握力、垂直跳び、立位体前屈を計測、
身体組成は除脂肪量を体組成計にて計測した。

全対象者では咬合力と握力、垂直跳び、除脂肪量との間に有意な相関がみられ、
咬合力を除脂肪量で除して補正し、各項目との関係を検討したところ、
すべての項目間で相関はみられなかった。
咬合力の強弱による検討では、
咬合力正常群のみ咬合力と握力、垂直飛び、
除脂肪体重との間に有意な相関がみられた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

咬合力は嚙み合わせ、顎関節のアライメントの影響、
顎関節ということは頸部、胸郭からも影響を受けます。
歯並びは難しいですが、関節アライメント関係で
咬合を整えることもメリットがあるのではと思います。
かといって、アスリートと呼ばれるようなレベルの人だと
アライメント修正の僅かなズレによる体性感覚の変化で
パフォーマンスに影響はありそうなので、
全てが全てを正すべきかは謎な部分ですね。

動作途中で嚙み締めればフォームのズレに繋がるので、
極力、ボディメイク系は噛み締めたくないですね。
噛み締めすぎると肩甲骨に影響が強いので
フォームを整えて対象筋から負荷を抜かないように動く
ボディメイク系ならば整えるのは正解のようにも思えます。
パワリフは分かりません。

そもそも大人も子供も運動するしない関係なく、
噛み締め時の、咬筋の過緊張、過剰発達していくのは
個人的には好きではないですね。
歯ぎしりなどの影響もあれば、
見た目的にBIG FACEに進化するのが特に好きではないですね。
Maison de FLEXER トレーナー紹介ページ
成長段階での咀嚼筋、咬筋の活動量は
歯並びにもですが、顔のサイズにも影響すると言われています。
小顔が羨ましいと思うBIG FACE諸君。
身体能力としては私たちの方が上である。
勝鬨を上げるのは今ぞ。

過去おすすめ記事
咀嚼筋活動の左右差について

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。