癒着性関節包炎おける腱板強化の効果

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、癒着性関節包炎患者における標準治療の補助としての
腱板強化の効果についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は、癒着性関節包炎患者の
関節可動化および経皮的電気神経刺激(TENS)に
回旋腱板(RC)筋強化を追加する効果を研究する。

42 人の患者を対象に、前向きの並行群間無作為化臨床試験が実施されました。
1つのグループにはTENSと関節モビライゼーションを受け、
もう1つのグループにはRC筋の強化が追加されました。
治療は4週間以内に12回のセッションで行われた。

癒着性関節包炎患者における関節モビライゼーションと
TENSに対する筋力強化エクササイズ、
関節可動域訓練とTENSを比較した。
その結果、癒着性被膜炎患者において、
腱板強化運動は、疼痛の減少、ROMの改善は、
癒着性被膜炎患者に対する腱板強化運動は、
12回の介入セッション後、疼痛の減少、ROMの改善、
機能的転帰の改善に効果があることが示された。

結論として、癒着性関節包炎の治療において、
構造化されたRC強化プログラムをTENSと
関節可動化に追加すると、痛み、ROM、機能が改善されました。

まとめ

最近、お客癒と拘縮について
話していたので引用してみました。
ただ、ぶっちゃけパーソナルトレーナーにはほぼ関係ない話です。

”腱板筋群は鍛えるべき”っていうのは、
よく言われる話ですが、状態次第です。
円背姿勢で鍛えたところで大した変化は見られないですし、
優先順位を考えた上で手を出すべき部位かなと思います。
筋トレでも”深層筋を~”みたいな意見する人いますけど、
大事は大事ですけど順番間違えたら意味が無く、
動かないものは動かないかなと思います。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。