腰痛による欠勤の予防について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は腰痛による欠勤の予防についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、腰痛(BP)患者における
BPおよびBPエピソードによる欠勤(病気欠勤)を
予防するための介入の有効性を比較することである。
本研究の具体的な研究課題は以下の通りである。
・どの予防戦略が、BP患者におけるBPによる欠勤(BPによる病気欠勤を報告した人の数およびBPによる欠勤日数)を減少させるのに最も効果的か?
・BPを持つ人の BPエピソード(BP を報告した人の数)を減少させるのに最も効果的な予防戦略はどれか。

13の研究のうち、12研究は欠勤を報告した人数、
9の研究は欠勤日数、10研究は追跡調査時にBPを報告した人数を報告している。
ほとんどの参加者は地域や医療施設から募集され、年齢は35~50歳であった。

結果として、運動はBPによる欠勤を報告する人の数を
減らすための最良の予防戦略として位置づけられた。

運動と教育の併用は、BPによる欠勤日数および
BPを報告した人数を減少させる最良の予防戦略であった。
通常のケアと比較して、レジスタンス運動はBPによる
欠勤を報告した人の数と関連していた。
レジスタンス運動、ストレッチ運動、教育の組み合わせのみが、
BPによる欠勤日数およびBPを報告した人数と相関していた。
過去に行われた2つのメタアナリシスと一致して
本研究では、運動のみが欠勤報告者数と関連していることがわかった。

結論として、運動、特にレジスタンス運動とストレッチ運動、
および教育と組み合わせた運動が、BPおよびBPエピソードによる欠勤(病気欠勤)を
予防するための最良の戦略としてランク付けされた。

長期追跡調査(1年以上)において、どの種類の運動が
BPによる欠勤を予防するための効果的な介入であるかを明確にするためには、
あらゆる種類の運動の頻度と強度に関するさらなる研究が必要である。

まとめ

適切に動かす習慣があればだいぶ腰痛は
回避することができる場合が多いです。
運動の中でも特にデッドリフトを適切に適正ボリュームで
やり続けれているとだいぶいいと個人的には感じています。
適切に適正量が重要ですが。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。