赤色がパフォーマンスを高める?

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、赤はコンテストにおける人間の
パフォーマンスを高める事についての
論文を引用していこうと思います。

論文

赤い色彩は、様々な動物において性的に選択された、
テストステロン依存的なオスの質のシグナルであり、
ヒト以外のいくつかの種では、
人工的な赤い刺激を加えることで
実験的にオスの優位性を高めることができる。
様々なスポーツにおいて、赤色を身につけることは一貫して
高い勝率と関連していることがわかった。
これらの結果は、性淘汰が色に対する
人間の反応の進化に影響を与えた
可能性があることを示すだけでなく、
スポーツにおける公平な競争条件を確保するためには、
スポーツウェアの色を考慮する必要があることを示している。

2004年のオリンピックでは、
4つの格闘技競技(ボクシング、テコンドー、グレコローマンレスリング、フリースタイルレスリング)の
出場者に、赤か青の衣装(またはボディプロテクター)がランダムに割り当てられた。
しかし、4つの競技すべてにおいて、赤を着用した競技者が
より多くの試合を制するという一貫した
統計的に有意なパターンがあることがわかった。

この結果は、21ラウンド中16ラウンドで青より赤の勝者が多く、
青より青の勝者が多かったのは4ラウンドだけであった。
この効果は、各競技の体重別クラスでも同じである。
29階級中19階級で赤の勝者が多く、
青の勝者が多かったのは6階級だけであった。

異なる色のシャツを着て試合を行ったユーロ2004サッカー国際大会の
結果を分析したところ、
チームスポーツや対戦相手が青以外の色を着用している場合にも、
赤を着用することで有利になる可能性が示唆された。
主に赤のシャツを着用した5チームの成績と、
異なる色のシャツを着用した場合(4チームは白、1チームは青)の成績を比較した。
その結果、5チームとも赤いシャツを着たときの方が成績が良かった。
したがって、スポーツウェアの色は、さまざまなスポーツの場面で
結果に影響を与える可能性がある。

まとめ

あくまで統計的に。
こういった結果はへぇ~ぐらいで見てると楽しいです。
無駄な雑学が一つ増えたぐらいで
楽しんで読んでいただけると幸いです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。