柔軟性が高ければ良いってもんじゃない

柔軟性をあげればケガなんてしない。
そのようなことを発する人を耳にする機会があったので
今回は柔軟性について綴っていきます。
今回の参考書書物
当ジムのブログ

状況によって最適な硬さがある

筋肉が硬いことに対して
一般的に悪いイメージがありますが、
筋肉が柔らかくなることで損をすることもあれば役にたつこともあります。
特に体幹周りは手足とは異なる原理原則が働くことがあるので注意が必要です。

一般的には柔軟性が高いことがいいとされていますし、
定期的にストレッチをすることで怪我を防げることが多いです。
しかし、柔軟性が高ければ高いほどいいっていうものではないです。

ある程度の柔軟性は必須であるが
競技によって必須な可動域は異なる。

柔軟性が高いことで得をすること

柔軟性が乏しいことで全身の連動性が低下し、
身体をうまく使えずにパフォーマンスが低下する可能性もあります。

特に部分的に硬い筋肉があると、
そこでエネルギーの伝達効率が著しく落ちてしまうことがあるので
‘‘適度な‘‘柔軟性を確保しておくことが大切です。

また、筋肉がガッチガチで力が入りすぎている状態だと、
適切なタイミングでの筋力の発揮が難しくなってしまいます


だからこそ柔軟性を高めることが大事だと
言われたりするのはこういった理由があります。
その競技に必要な可動域を確保できていなかった場合には
筋肉への負荷が著しく高まります。

その人が持っている可動域以上の動きを要求される場合には
同じ動作であったとしても筋肉への負荷が相対的に
高くなり故障に繋がりやすくなってしまいます。

柔軟性が高いことで損をすること

柔軟性が高いことには長所だけでなく短所もあります。
得をすることもあれば損をすることもあります。
筋肉が程よい硬さを得ることで
関節などをサポートする機能も得られます。

柔軟性が高すぎるとかえって関節の安定性が低下しやすくなる可能性があります。
例えば、柔軟性が高いと考えられるバレリーナやフィギュアスケートの選手が
腰痛に悩まされることは珍しくありません。

こういった理由から必ずしも柔軟性が高ければ高いほどいいわけではなく、
柔軟性と筋力は適度なバランスを保つことが大切です。

筋肉の柔軟性を上げたほうがいいの

腰痛は腰回りがゆるくて腰痛が引き起こされる場合と、
腰回りの筋肉が硬くなることで
腰痛が引き起こされる場合の両方があります。
どのような対応をしたらいいのかは
痛みが引き起こされている原因を追及した後に
柔軟性が乏しいと判断出来た時に
柔軟性トレーニングで対応しておくのが
よろしいかとお思います。
そして、
柔軟性は高ければ高いほどいいわけではなく、
その競技に必要な範囲内の可動域を
確保することが大事である。

それこそが特異性というものである。
柔軟性をあげることには長所と短所があります。
どちらがいいのかはスポーツやその人の状態によって変わってきます。
闇雲に柔軟性をあげることが必ずしも
望ましい結果を手にいれるとは
限らないということ頭の片隅に入れておく


まとめ

1.柔軟性が高すぎることでかえって関節の安定性を失ってしまうことがある。

2.柔軟性が低すぎると運動連鎖がうまくいかないことがある。

3.関節の安定性を保ちながら柔軟性を確保することがミソ。
ただ柔らかければいいってもんでない。

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