エネルギーをしっかり理解しよう 前編

KONDOです。
今回はエネルギー,特に糖質についてです。
筋肉を育もうとしている方は必見です。

正しい知識を身につけて
情報に惑わされないようにしていただきたいです。
今日たまたま食品添加物について
Instagram上で言及したのですが,
○○は危険だ,○○は健康に良い
みたいな根拠もろくに掲載せず啓蒙する
浅い人が多いのが残念ですね。

ちなみに人工甘味料をはじめとする
食品添加物に関して危険と啓蒙する方々が
リスクが生じるであろう
明確な摂取量を記載しないのは
その摂取量上限に至ることが普通はなく
常軌を逸しているため
です。
つまり容易には危険な域まで辿り着かないのです。
毎日コーラを8ℓくらい飲み続けますか?
イメージはそんな感じです。
ということでそんな現実離れした数字を載せても
意図する啓蒙にはならないため
根拠を示すことができないのです。

もはや添加物の害に触れる以前に
その人の食生活自体に問題有り,ですね。

糖質も脂質もエネルギー源

見出しの通りですが
糖質も脂質もエネルギー源であります。
そして形は変われど
人間はこれら2つを体内に貯蔵しています。

糖質はグリコーゲン,
脂質は皆さんが嫌う体脂肪。

グリコーゲンとはグルコースが連結したもので
浸透圧の関係上より多くの糖質を貯蔵すべく
形を変えられております。
血中及び肝臓と骨格筋にて貯蔵されています。
おおよそ1800〜2000kcalほどの
グリコーゲンが体内で貯蔵されており
肝臓に1/4,骨格筋に3/4の比率で
貯蔵されています。

ちなみに体脂肪に関しては
人それぞれすぎて変数が大きすぎるので
一概には言えませんが大体の人が
グリコーゲンの数倍の量
になりますので莫大ですね。

糖質制限との関連性

ここまでの文でピンっと来た方も
居るのではないでしょうか。

糖質制限を実施していると糖質は
限りなく低い摂取量となりますね。
ということは貯蔵することができていた
グリコーゲン量が低下すると
考えることができましたでしょうか??

糖質制限を実施している人は
脂質を多めに摂りケトン体を生成させ
それを代替エネルギーとしています。

グリコーゲンとして骨格筋や肝臓に
貯蔵される際に
グリコーゲン1gに対して水分が2.7gほど
くっついて貯蔵されています。

つまりはグリコーゲンが減少するので
その約3倍量の水分も消えるということです。
糖質制限をすると体重がすぐに2〜3kg
落ちるのは正確にはコレが原因
です。

なので実施期間にもよりますけど
糖質制限により急速に落ちた体重は
体脂肪ではなく水分が主であり
そもそもダイエットできていた訳でもなく
リバウンドというよりも
何も変わっていない,が正しい解釈です。

エネルギーとしての優秀さ

さて,体脂肪という名のエネルギー源には
量で引けをとってしまう糖質ですけども
速さでは圧倒的です。

要するにグリコーゲンという名のエネルギー源が
さらに代謝され筋肉の動力源(ATP)となる過程は
脂質よりも圧倒的に効率的で早い
のです。
故に瞬発的な力,爆発的な力を必要とする
トレーニングには必要不可欠
なのです。
また,コンテストに出る選手たちが減量中
仮に糖質制限などを実施していると
「力が出ない」と言う人が多々居るのは
これが理由です。当たり前ですね。

仮に糖質をしっかり摂っている人が
トレーニングまたはスポーツをしている際に
エネルギー切れを感じるのは何故か?
体脂肪という莫大な量のエネルギー源もあるのに
何故エネルギー切れを感じるか,ですが
これも代謝速度が関係してきます
先述の通りグリコーゲンは圧倒的に早く
エネルギーを供給できるのに対して
体脂肪は時間がかかります。
故に需要に対して応えることができず
パフォーマンスの低下を感じるのです。

後編へ続く

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