運動は摂食障害を治療できるのか?

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、摂食障害への運動の効果についての
論文を引用していこうと思います。

摂食障害は英語で”Eating disorders”。
論文などでは略称で使われるので、
今回の論文では”ED”になります。
決して勃起障害の事ではないです。
そちらは”Erectile Dysfunction”です。
間違えないようにお願いします。

論文

摂食障害(ED)は若い女性に最も多い精神疾患のひとつであり、
その持続的な経過は身体的、心理的、社会的、経済的に
重大な悪影響をもたらすことが特徴である。
摂食障害の有病率と治療費および利用可能な治療法の制限から、
効率的で費用対効果の高い治療プログラムを開発することが必要である。
この論文では、健康診断で承認されたED患者に対して、
この論文では、摂食障害を持つ集団における運動介入を検討した6件の研究をレビューしている。
運動が革新的で実用的、かつ広く普及する治療法となる可能性があることを提唱する。
この論文ではEDに対する運動療法の効果に関する
エビデンスを包括かつ体系的にレビューしていきます。

結論として、ED患者が治療中に安全に運動プログラムに参加でき、
そのような参加は治療に関連した
症状、困難、苦痛を減じるのに役立つことを示唆している。

運動のような健康的な行動をとることは、
ED患者に健康であるという自己認識を与える可能性があり、
一方、身体の強さと緊張の改善は、
潜在的な体重減少とともに、
身体イメージに有益な変化をもたらす可能性があります。
しかし、運動介入が主流となる前に、
今後の研究では、運動の用量反応関係の確立、
このような介入から最も恩恵を受ける患者の特定、
運動介入を実施できる条件の特定に焦点を当てる必要があります。
運動を増やすと誰が得をするのか、
いつ運動すると最も得をするのか、
どの程度の運動が最適なのか、など多くの疑問があります。

まとめ

翻訳サイトがEDを勃起障害と訳すので
もう何を読んでいるのか分からなくなりました。

摂食障害は心理的要因などからくる人もいます。
運動は見た目の変化なども目的の部分もありますが、
ストレス発散にもなるので摂食障害などの
心理性のものへも効果があるみたいですね。

大会選手、無理な減量をしている女性が
摂食障害なりがちなイメージです。
食べなきゃ痩せないのに食べない。
何とも言えない矛盾です。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。