乳がん女性における治療中の運動の影響

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、乳がん女性における化学療法誘発末梢神経障害症状に対する
タキサン含有化学療法治療前および/または治療中の運動の影響についての
論文を引用していこうと思います。

論文

化学療法誘発末梢神経障害(CIPN)症状の
重症度および/またはリスクを軽減するための
補助的治療として運動を同定することは、
治療の即時および長期的転帰に有益であり、
化学療法終了後も治療の影響を軽減する可能性がある。
そこで、タキサン系抗がん剤を含む化学療法を受ける女性において、
化学療法前および/または化学療法中の運動介入が
CIPN、疲労、および健康関連の生活の質(HR-QoL)に及ぼす
影響を系統的にレビューし、メタ解析を行った。

結果として、タキサン系抗がん剤投与前および/または投与中に
運動を行うことで、CIPNの症状が軽減し、HR-QoLが改善することを示している。

運動が疲労に及ぼす影響の証拠はなかった。
CIPNおよびHR-QoLに関するエビデンスは中程度の質と判断されたが、
疲労への影響に関する利用可能なエビデンスは
非常に低いと判断された。

以前に複数の論文で、運動ががん患者におけるCIPNの症状を改善することが報告されている。
しかしながら、これまでの証拠総合では、乳がんの女性においてタキサン系抗がん剤を含む
化学療法前および/または化学療法中に運動を実施することの
潜在的な治療上の有益性については検討されていない。
とはいえ、タキサン含有化学療法レジメン前および/または化学療法中の
運動プログラムがHR-QoLの高値につながるという知見は、
治療レジメン、がんの種類、および化学療法前後(後を含む)の
運動介入タイミングを組み合わせたRCTの最近のメタアナリシスから得られた知見と一致している。

結論として本レビューでは、タキサン系抗がん剤を含む
化学療法前および/または化学療法中に運動を行った乳がん女性において、
通常ケア群と比較してCIPNの症状が軽減し、HR-QoLが高いことが明らかにされた。
対照的に、運動が疲労に及ぼす影響の証拠はみられなかった。
したがって、これらの結果は、CIPNの症状を軽減しHR-QoLを改善するために、
乳がんのタキサン含有化学療法レジメン前および/または治療中の
補助的治療として運動を使用することを支持する。

まとめ

多発性硬化症にも似たような論文あった気がします。
病気自体には分かりませんが、
健常者と同じく運動のメリットはあります。
病気の治療に対してデメリットがないのであれば、
基本的には動いてしまう方がメリットは
大きいかなと個人的には考えています。
とはいえ病気次第、医師の判断次第にはなりますが。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。