慢性疼痛を改善するための介入の有効性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は精神疾患を持つ人々の慢性疼痛症状を改善するための
介入の有効性についての論文を引用していこうと思います。

論文

慢性疼痛(CP)と精神疾患(MI)が
併存する患者の疼痛転帰の改善に有効であるかどうかは依然として不明である。
この系統的レビューでは、CPと臨床的に診断されたMIを併発する人々の
疼痛転帰を改善するための介入の有効性に関する証拠を総合した。

26件のRCT(参加者2,311人)が含まれた。
4件の試験で認知行動療法の有効性が評価され、
6件のマインドフルネスベースの介入、1件の対人心理療法、
5件の身体ベースの介入、5件の多要素介入、
および5件の検討された薬理学的ベースの介入が行われた。

これは臨床的にMIとCPと診断された成人の
疼痛転帰における介入の有効性を調査した
最初のRCTの系統的レビューである。
結果に一貫性はないにもかかわらず、暫定的な証拠は、
CPにプラスの効果を示す介入には、うつ病患者に対する
認知行動療法(効果量が小さいから中程度)と、
物質使用障害を持つ人々に対する多要素介入(効果量が小さい)が
含まれる可能性があることを示唆している。

CPおよびMIの発生率や負荷が高いにもかかわらず、
介入を調査する RCT は相対的に不足しており、
重度のMI患者に対するRCTはありません。

まとめ

運動とは関係ないですがついでに出てきたので。
認知行動療法は問題を具体的にし、
物事の思考・行動を変えやすい部分から変えていき
問題解決を図る方法です。
専門家では無いのでほとんど触れる気はございませんが。
こういったのが必要な方の対策の1つに
運動もあるので、出来る方は運動も是非。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。