変形性膝関節症と座位の関連

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、座位は、2年間の変形性膝関節症の
レントゲン写真上の発症と進行のリスクを高める可能性についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は、余暇の座位と2年間の
変形性膝関節症(OA)のX線写真的発症および進行との関連を検討し、
仕事中の座位がこの関連を修飾するかどうかを明らかにすることである。

変形性膝関節症イニシアチブ(Osteoarthritis Initiative:OAI)に
登録した膝関節症またはそのリスクが高い成人、
4254人(平均年齢61歳、女性58%、平均体格指数29kg/m2)を対象とした。
参加者は、登録時に余暇の座り方(4時間/日以下と4時間/日以上)と
仕事中の座り方(頻繁と不頻度)を報告し、
登録時と2年後に両膝のX線写真を撮影した。
2年間のKellgren-Lawrenceグレードの上昇を、
X線写真による膝関節OA発症/進行(有/無)と定義した。

結果として、1日4時間以上余暇に座っている成人は、
1日4時間以下の余暇に座っている成人(参照群)と比較して、
放射線学的膝OA発症/進行リスクが25%高かった。

また、仕事中座っている頻度が高い成人ではこの関連が強まったが、
仕事中座っている頻度が低い成人では弱まった。

結論として、余暇の座位時間が長い(>4時間/日)ことは、
2年間のX線学的膝OA発症/進行のリスクが高いことと関連している可能性がある。
さらに、この関連は、仕事中に座っている頻度が高いと報告した成人の間で強まった。

まとめ

動いていない人はリスクが高くなりますよって事ですね。

ちょっと膝が気になる・・・
そんなみなさんにデッドリフトおすすめです。
1人だと床に寝ると起き上がれなくなりそうで怖いという人でも
あら不思議。デッドリフトをやっていると日常生活での
動きの怖さはほとんどなくなっていきます。
デメリットとして、デッドリフトで大ダメージを負うかもしれないぐらいです。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。